最近よく見かける「彩樺」ってなに?

「彩樺」は、数年前に印鑑業界の新鋭として登場した実印素材です。
木材に分類される印鑑・実印ですが、天然の木材をそのまま印材として使用している わけではありません。
バーチ材(真樺)とフェノールレジンという樹脂を高圧加熱処理で結合して作り上げた、いま注目のエコ素材の印鑑なのです。
強度を高めるために特殊な加工をした印材ですので、他の木材のと比べて硬度に優れ、緻密性も高いので実印素材として適しています。
一般に「彩樺」というと木目のある茶色い印鑑をイメージしますが、黒に染めた黒い木目調の高級感漂う黒彩樺、あるいは赤く染めたエレガントな赤彩樺もあります。
茶色や赤の印鑑は女性の実印に、黒は男性におすすめとしている店舗が多いです。
今回は注目の新しい実印素材「彩樺」について、詳しくご紹介いたします。
特徴や種類について知りたい

彩樺は木材系の実印素材です。
木材系の印材の特徴には、角系や金属系の素材と比べて欠けやすい、印面が弱い、あるいは歪みやすいなど、耐久性の面で多くの弱点がありました。
しかし彩樺は、その点を見事に克服し、他の木材系印鑑素材に比べて硬度に優れ、緻密性も高いという特徴を持つため、実印としても安心して使える印材です。
それは、バーチ材(真樺)とフェノールレジンという樹脂を結合させて作り上げた人工木材であるため。
人工木材でありながら木のぬくもりを感じられるのが特徴 の新素材なのです。
彩樺の特徴はほかにもあります。その特徴がそのまま彩樺が実印として人気の理由です。
①ナチュラル感
②エコ素材
③リーズナブルな価格
特徴① ナチュラル感
木材系独特のやさしさとナチュラル感は、ほかの角系や金属系の印材には出せない風合いがあります。木目の美しさや木のぬくもりは、ほかの印材では出せない魅力であり特徴です。また、手になじみやすく、押印がしやすいという点から、特に女性に人気の実印素材となりました。
特徴② エコ素材
地球環境や資源の枯渇という側面から考えて、非常にエコな素材です。エコロジー素材である点は、特筆すべき特徴でしょう。彩樺は北方寒冷地で産出されるバーチ材(真樺)を使いますが、多くの彩樺の印鑑は間伐材などを再利用して作られていて、エコな素材として人気が高いのです。
地球にやさしい印材であることが、彩樺のもっとも訴えたい特徴ですね。
特徴③ リーズナブルな価格
彩樺の印鑑の最大の特徴はやはり価格帯。実にリーズナブルです。実印に限らず、初めてはんこを作ろうとする若い方には、購入しやすい価格ですし、実印・銀行印・認印の3本セットで作っても、安く感じる値段です。
社会人になって初めて印鑑が必要になったり、アルバイトのための銀行口座用の印鑑を始めて作ろうとする学生には、肩に力を入れずに気軽に作れる印材でしょう。
実は色も選べます!
彩樺、木材系の印材というと、木材そのもののナチュラルな茶系の色を思い浮かべると思います。しかし彩樺は、赤と黒のおしゃれな色合いがあるのも特徴です。- ①彩樺
- 木独特の質感を楽しめる1本。木のぬくもりや落ち着いた雰囲気を好む方におススメです。女性に人気のある実印素材。環境問題や資源の問題に興味がある方に使っていただきたい印材です。
- ②赤彩樺
- オリジナルの彩樺がほんのり赤く染まった印鑑。決してけばけばしい赤ではなく、ナチュラルな風合いを残しつつ、きれいな赤色でおしゃれな雰囲気を醸し出しています。ちょっと大人の女性のイメージを印象付けたい方におススメです。
- ③黒彩樺
- 落ち着きのある木目模様を持つシックな黒。高級感を感じさせ、黒水牛や象牙に引けを取らない重厚感が特徴です。リーズナブルに印鑑を作りたいけれども、ステータスや高級感もほしいというちょっと欲張りなあなたにピッタリ!
重要な契約の場面で必要とする実印であっても、ハイクラスな雰囲気を醸し出すことができるでしょう。
彩樺は、人工木材でありながらぬくもりも感じられるのが特徴の印材。
デザイン性にも優れ、歪やよれ、ひび割れ、寸法のばらつきが少なく、耐久性にも優れた印鑑素材です。
男性でも女性でも、印鑑の種類を問わずお使いいただける印材でしょう。
実印に使いたいけど耐久性が心配・・・

木材系の印材は、角系や金属系の印材に比べると耐久性に不安があるという方が多くいらっしゃいます。
しかし、彩樺はバーチ材(真樺)とフェノールレジンという樹脂を高圧加熱処理で結合して作り上げていますので、きめが細やかで硬度・耐久性に優れています。
パーチ材は、カバノキ科の広葉樹で建材として使われています。檜材と同じ程度の硬度を持ち、反りなどの狂いが少ないとして、床材や角材として用いられることが多いものです。
そのパーチ材の間伐材を使ったのが彩樺です。資源保全の面で考えれば、非常にエコロジーな素材であることがわかるでしょう。
またフェノールレジンは自動車部品などにも使われている素材。
耐久性・耐熱性に優れているため、成形品に用いられたり、接着剤としても使用されます。
この2つを高圧加熱処理で組み合わせているので、緻密性と硬度に非常に優れています。
もともと比較的硬度に優れたパーチ材を用い、さらに人工的に合成されたプラスチックであるフェノールレンジを結合させていますので、歪やよれ、ひび割れ、寸法のばらつきが少なく、安定した品質の実印・印鑑を提供し続けることができます。
長い間使用しても変形するようなことのない耐久性は、木材印鑑を好む人には最も うれしい特徴ではないでしょうか。
もちろん弱点もあります。
木材全般に言えることですが、朱肉の油分や乾燥には非常に弱いです。そのため、メンテナンスは大切です。
押印する際には印鑑マットを使う、使用後にはすぐに柔らかい布やティッシュで朱肉をふき取る、印面に埃が付着したら柔らかい歯ブラシや印鑑ブラシで軽くこすって取り除く、などこまめなメンテナンスをしてあげれば一生使い続けることができます。
彩樺は耐久性に優れていますが、とはいえそのお手入れは重要です。
大切な印鑑だからこそ、長く使い続けることができるように継続的にお手入れしてくださいね。
安いと評判の彩樺!その価格相場は?

彩樺の人気の一番の理由は、なんといってもその価格の安さ!
はじめて印鑑を作成する人には、購入しやすい価格帯でしょう。
実際、彩樺の実印を作成した場合、どのくらいの費用が掛かるものでしょうか。
直径13.5㎜のサイズの印鑑を例にして、その価格相場を調べてみました。
(単位は円)
店舗名 | 直径13.5mm |
---|---|
はんこプレミアム | 4,300 |
ハンコヤドットコム | 4,180 |
平安堂 | 14,080 |
ハンコヤストアドットコム | 3,480 |
いいはんこやどっとこむ | 2,980 |
印鑑市場 | 4,300 |
はんこキング | 3,561 |
上記一覧表は、直径13.5mmを例にしています。サイズが大きくなれば、その分価格は上がってゆきます。
実際に作るときには、ご自分が作りたいサイズの価格を各通販ショップで調べて、納得のいく1本を作ってくださいね。
彩樺実印がおすすめの人

このように彩樺はこれから注目の新木材です。
実印を始めて作ろうとする人、環境問題に興味があるエコな方、あるいはナチュラルな風合いが好きな方に、彩樺はおススメです。
実印は自分自身の分身ともなる重要な印鑑です。一度作ったらできれば一生涯使いたいもの。
木材は実印用の印鑑としては耐久性に不安があるといわれていましたが、先ほども説明しました通り、人工木材の彩樺は耐久性・耐熱性に優れ、硬度の面でも心配ありません。
もちろんメンテナンスやお手入れはしなくてはなりませんが、それはほかの印材でも同じことです。大切な印鑑だからこそ、長く使えるようにお手入れと上手な保管をしてくださいね。
ナチュラルな風合いのエコ印鑑が気になる方は、彩樺で実印を作ってみてはいかがですか?
いかがでしたでしょうか?
これから注目のエコ素材、彩樺をご紹介しました。
リーズナブルで耐久性もいい話題の印鑑素材、彩樺を一度ぜひ検討してみてくださいね。
彩樺が欲しいという方には、ハンコヤドットコムがおすすめ。業界最大手の通販サイトで実績と信頼性はNo.1。印鑑作成は全て国内で行い、品質の高さにも定評があります。
黒い彩樺「玄武」を扱っているのもポイントです。
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